犬の病気 食欲不振 水を多量に飲む

水を多量に飲む場合

愛犬が急に食欲がなくなり、水を多量に飲む場合に考えられる犬の病気は

 

・急性腎不全 ・膀胱炎 ・子宮蓄膿症 ・膵炎 ・急性肝炎 などがあります

 

急性腎不全

 

急性腎不全は泌尿器の病気です。腎臓の75%以上の機能がはたらかなくなった状態です

 

急性ということで、突然のように食欲や元気がなくなりますが、その前に多量の水を飲んだり多量の尿といった症状がみられる場合があります

 

次に尿の量が減り、まったく尿が出ない状態になります

 

体の中に毒素が溜まると尿毒症を引き起こしてしまいます

 

急性腎不全はその原因によってタイプが分かれます。原因によって治療方法も違ってきます

 

 

膀胱炎

 

膀胱炎についてはこちらをご覧ください

 

 

子宮蓄膿症

 

子宮蓄膿症は、子宮に細菌が感染して炎症を起こしうみがたまる病気です

 

うみが外にでてくる場合と排出されない場合のふたつのタイプがあり、外に排出されない場合は至急治療が必要です

 

どちらのタイプも水を多量に飲むようになり、尿の量も増えます。また外陰部が腫れてくることが多いです

 

避妊手術によって予防が可能な病気です

 

 

膵炎

 

膵炎は高脂肪の食事が原因のひとつだとも言われています。また肥満ぎみの犬にも起こりやすい病気です

 

その他、寄生虫やウイルス、薬物、外傷など多くの原因が考えられます

 

膵炎は重症になると激しい痛みのためにショック症状を起こす場合もあり、死亡するケースもあります

 

急性と慢性があり、急性膵炎が長引いたりくりかえしたりすることで慢性膵炎になります

 

 

急性肝炎

 

急性肝炎は中毒やウイルス感染などにより肝臓が障害を受け起こります

 

症状が重い場合には口や目や皮膚に黄疸、けいれん、神経症状などがでることもあります

 

急性肝炎はウイルス、真菌、薬物など多くの原因が考えられています

 

飼い主さんができる予防としては、高脂肪の食事を避けるように心がけてください