だんだんと食欲がなくなっていく場合
徐々に食欲がなくなっていく場合に考えられる犬の病気は
・膀胱炎 ・慢性腎不全 ・回虫症 ・フィラリア症 などがあります
■膀胱炎
膀胱炎は泌尿器系の病気で比較的かかりやすい病気のひとつです。膀胱に細菌が感染して炎症を起こしています
犬が膀胱炎にかかっている場合は、たくさんの水を飲んだり尿の量が普段よりも多かったり、また尿の色が濃い、濁っているなどの症状があります
膀胱炎を治療する場合は、抗生物質の投与や抗菌剤などで治療することになります
また膀胱炎は再発しやすい病気ですので、愛犬が一度でも膀胱炎にかかったら日頃から気をつけるようにしましょう
■慢性腎不全
慢性腎不全ははっきりとした症状があわられるまでに時間がかかります。たくさんの水を飲むようになったり、うすい色の尿をたくさんするようになり、だんだんと食欲がなくなっていきます
慢性腎不全は年をとった犬ほどかかりやすく、完治は難しい病気です
治療は、完治のためではなく症状を緩和することを目的とし、食事療法や薬の投与などになります
■回虫症
回虫症は内臓の寄生虫です。犬には多い寄生虫で、特に子犬に多くみられます
重症になると死亡するケースもあります
症状は食欲がなくなっていく他におう吐や下痢がみられ、やせていきます
治療は駆虫薬の投与が主です
■フィラリア症
フィラリア症は心臓の病気です。フィラリアという寄生虫が心臓や肺動脈に寄生します
蚊が原因の病気ですので、特に家の外で飼っている犬は注意が必要で死因の多くを占めています
フィラリア症を防ぐためには予防薬を飲ませることが大切です。蚊が出始めたころから予防薬を飲ませるようにしましょう